RSウイルス感染症
RSウイルス感染症
RSウイルス感染症とは、Respiratory Syncytial virusの略で、風邪の原因となる一般的なウイルスの一種です。2歳までにほとんどの乳児が感染し、幾度も発症するものの、2歳以上では鼻かぜ程度の軽い症状ですむ事がほとんどです。
しかし、早産で生まれたり、呼吸器や心臓に持病がある乳児の場合は、まれに炎症が下気道に進展し、重症な気管支炎や肺炎などを起す場合もあり、最悪の場合は死に至るケースもあります。
早産児は、早く生まれてきた分、母親から受け取る抗体が少なく、また、呼吸器の機能や免疫が未発達でもあります。そのため、RSウイルス感染症を発症すると重症化する可能性が高いといえます。
例年、10月ごろから発症が始まり、ピークは12月~1月ごろで4月ごろまで流行が続きます。
実用化されたワクチンや抗ウイルス薬はなく、治療は点滴での水分補給や気管支拡張剤の投与などにとどまります。