母斑
母斑
母斑は、皮膚にメラニン色素や、メラニン色素を作る細胞が増えているために生まれつき、そこだけ色が変わって見えるもの(あざ)です。
細胞などが増えている部分とその深さによって、黒色、青色などさまざまな色になります。
痛みやかゆみ、成長障害など困った症状はほとんどなく、外見だけが問題になります。まれに、神経症状などが合併する心配がありますが、健診のときなどに指摘されることがあります。
治療は最近レーザー治療が盛んになってきましたが、母斑の種類によって効果的なレーザーの種類、治療に適した年齢なども違うので、専門のドクターによく相談しましょう。
蒙古斑
腰やお尻にある青っぽいあざで、形はいろいろあります。モンゴロイドではほとんどの赤ちゃんに見られますが、成長と共に自然と薄くなっていきます。6~7歳で消えることが多いといわれています。
異所性蒙古斑
腰やおしり以外の場所、手足や顔、胸にある蒙古斑のことです。おしりにある蒙古斑に比べて自然には消えにくいものです。
Qスイッチレーザーが効果的ですが、消えないこともあるので専門のドクターに相談しましょう。
大田母斑
顔の片側、おでこからまぶた、こめかみにかけて(三叉神経領域)にある青いあざで、褐色の点々が混在しています。まれに顔の両側にあることもあります。眼球の表面や口の粘膜にも見られることがあります。
比較的女の子に多く、生まれてすぐから見られますが、新生児期から、Qスイッチレーザー療法で治療できます。
扁平母斑
薄い茶色の平らな色素斑で、形はさまざまで、赤ちゃんのときからあり、大きさや色はずっと変わりません。レーザー療法で一時的に消すことはできますが、約半数はまた出てきます。
色素性母斑
褐色から黒色までの色素斑で、大きさはさまざまです。直径1.5センチまでの小さな色素斑は、単純に切って縫縮することができます。レーザー治療は難しいことが多く、外科的に切開するほうが良いでしょう。
※Qスイッチレーザーとは
シミやあざのメラニン色素によく吸収されるレーザーで、特殊なシャッター装置を使って照射時間を短くすることにより、周囲の皮膚へのダメージを最小限に抑えています。非常に短い時間レーザーが照射される(ナノ秒)ために熱が発生せず、目的のものを光のエネルギーだけで除去できます。このため治療によって、傷跡が残ることもほとんどありません。