急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
急性散在性脳脊髄炎(Acute disseminated encephalomyelitis)とは、各種のウイルス感染あるいはワクチン接種後4~21日目に、複数の病巣による神経症候を急性にきたす脱髄性脳脊髄炎のことです。
脳・脊髄のあちこちの小静脈周囲にリンパ球浸潤と脱髄が認められます。
症状は頭痛、発熱、嘔吐、悪心、意識障害、精神症状、けいれんなどの脳炎症状を主体とする場合と、対麻痺(両下肢麻痺)、分節性感覚障害、排尿障害など脊髄症状を主体とする場合があり、また抹消神経障害を呈する場合もあります。
ウイルス感染の中では、麻疹に多く、その他水痘、インフルエンザなどの感染後に見られることがあります。
予後は、比較的良好ですが、神経後遺症が約10%ほど見られます。