アレルギー
アレルギー
≪アレルギーとは?≫
私たちの体には、ウイルスや細菌などの外的から身を守るために免疫というシステムが備わっています。一度入ってきた外的の情報はこの免疫の仕組みに記憶され、それに対抗する物質「抗体」が作られます。そして、二度目に入ってきたときには、すぐに侵入や増殖を防いだり、殺して体の外に出してしまおうとします。
ところが、この免疫のシステムがバランスを崩したり、暴走したりすると本来は私たちの体に特に害がないはずの食べ物やダニ、花粉、ほこりなどにも反応を起し、体のいろいろな部分に炎症を起して島します。この状態がアレルギーと呼ばれる状態です。
最近の子供に増えているアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などや、気管支喘息の多くはこのアレルギーが原因といわれています。
≪アレルギー発症の3要素≫
アレルギーの病気は、アレルギーを起しやすい体質と、アレルギーを引き起こる「アレルゲン」等原因、そして、症状を引き起こしやすくする環境要因の3つが重なったときに発症すると考えられています。
アレルギーを引き起こしやすい体質は、遺伝的に受け継がれることが多いと考えられています。また、両親にこうした体質がなくても、いったんアレルギー反応を起しやすい体になってしまうと、この仕組み自体はなかなか変わりません。このため、アレルギーの病気は治りにくく、決め手になる治療法の確立指定内のです。
ただし、アレルギー反応は、原因となる物質を遠ざけたり、環境を整えたりすることで起しにくくすることができます。
アレルギーの反応の原因となるものをアレルゲンといいますが、その代表的なものには、卵、牛乳、大豆などの食品、ダニ、誇り、カビなどの環境因子などがあります。また薬品や金属がアレルゲンになることもあります。
≪アレルギーには4つの型がある。≫
アレルギー反応には、Ⅰ型~Ⅳ型までの4つの型があります。このうち、子供のアレルギーの病気に関係するのは、主にⅠ型とⅣ型の二つです。
Ⅰ型は別名「即時型」とも呼ばれ、吸い込んだり食べたりして体内に入ってから15分から12時間の短時間で反応が起こります。アトピー性皮膚炎や気管支喘息、じんましん、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、アレルギー性結膜炎といったほとんどの病気がこれによって起こります。
アレルゲンが侵入すると、IgEという抗体が作られて反応を起し、症状が出ます。アレルゲンが入ってきてもIgEを作りやすいた体質の人と創でない人がいて、IgEを作りやすい体質の人をアレルギー体質と呼んでいます。
これに対して、Ⅳ型のアレルギーはアレルゲンが体内に入ってきてから24時間から数日たってから反応が起こるので「遅延型」とも呼ばれています。
代表的なものは、ウルシかぶれなどの接触性皮膚炎でアトピー性皮膚炎の中でもⅣ型のアレルギーが見られます。Ⅳ型ではⅠ型と違ってIgEは関係なく、Tリンパ球という免疫細胞が反応の主役となっています。
≪アレルギーの症状は全身にわたる。≫
アレルギーの反応による炎症が皮膚で起こるとアトピー性皮膚炎、鼻で起きるとアレルギー性鼻炎、気管支喘息になります。
このほか、消化器系で反応が起きて下痢や嘔吐、ミルク嫌いなどの症状が出たり、泌尿器系でおきて蛋白尿や頻尿、夜尿を起すこともあります。関節炎、肩こり、腰痛、滲質性中耳炎の原因が実はアレルギーである場合も多いといいます。また時には、神経症状を起すこともあります。