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クループ

クループとは?

のど(喉頭)に炎症が起こり、空気の通り道である上気道が狭くなって、呼吸がしにくくなる病気です。かかりやすいのは3歳未満の乳幼児です。10月から3月にかけて起こりやすく、症状が強いと入院が必要になる場合もあります。

クループの原因菌

主にパラインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルスの感染が原因になりますが、インフルエンザウイルスでも起こります。主な症状は咳や喘鳴(ぜいぜいした息の音)、かすれ声などです。

クループの症状

最初は発熱、咳などの風症状から始まります。そのうち咳がひどくなって、犬の遠吠えのようなクループ特有の咳が出ます。特に夜間に症状が強くなり、夜眠れなくて目が覚めたり、睡眠が浅くなります。
クループは呼吸困難になりやすいので、クループを疑うような咳がで出したら、なるべく早くかかりつけ医か夜間であれば救急病院で診てもらうようにしましょう。
≪咳、ぜいぜい、かすれ声≫
典型的なクループでは次の3つの症状を伴います。
  • ケーンケーンというようなかん高い犬の遠吠えのような咳がでます。
  • 息を吸うときにゼイゼイ、ヒューヒューという音が出ます。(吸気性喘鳴)喘息の発作時には呼気性の喘鳴が出るのとは逆です。
  • 声がかすれて、いわゆるガラガラ声になってきます。咳は夜中がひどくなる傾向にあります。
≪発熱≫
しばしば発熱を伴います。
≪脱水≫
咳がひどくなると水分がとりにくくなり、脱水になることもあります。
≪陥没呼吸≫
ゼイゼイがひどくなり、呼吸をするたびに胸の中央がへこむような呼吸になることがあります。(陥没呼吸)また、咳き込んだ後、数秒から30秒間程度、呼吸が止まってしまう場合は夜間でも救急センターで受診するようにします。

クループのケア

家庭では、基本的に風邪と同じようなケアをしましょう。脱水にならないように水分、できれば乳幼児用イオン飲料を十分に与えます。
室内ではのどの痛みが楽になるように、加湿器などで湿度を保つようにします。
症状が軽い場合には外来での通院治療も可能です。しかし、夜間に症状が悪化することが多いので、かかりつけ医の治療を受けている場合も、症状に変化が無いか十分に観察することが重要です。
呼吸困難、チアノーゼ、ぐったりしているといったときは必ず、夜間でも救急病院で受診しなければなりません。呼吸困難を起こしている場合は、喉頭蓋炎のこともあります。喉頭蓋炎は細菌感染が原因で、特有の咳などクループとよく似た症状ですが、急に症状が悪化し、窒息することがあります。まれな病気ですが、クループと比較すると、唾が飲み込めないのでよだれが出て呼吸困難になることがあります。緊急に診察を受ける必要があるので救急車を要請しましょう。
≪吸入薬≫
エピネフリン(アドレナリン)という吸入薬を使います。
≪飲み薬≫
症状が強い場合は、ステロイド(副腎皮質ホルモン)薬を使うこともあります。呼吸がとても苦しそうな時期が終わっても、しばらくは風邪症状が残ることが多いでしょう。
≪入院≫
呼吸困難が強い場合は入院が必要です。吸入薬だけでなく、酸素投与、ステロイド投与が必要となります。非常にまれですが人工呼吸管理をする場合もあります。

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