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溶連菌感染症

溶連菌感染症とは?

溶血性連鎖球菌(溶連菌)等細菌による感染症で、熱が出てのどが痛くなる咽頭炎や扁桃炎、リンパ節炎や中耳炎、とびひ、猩紅熱などを引き起こします。幼児期から学童期、とくに5歳ごろから14歳ぐらいまでの子供がかかりやすいのですが、1歳未満の赤ちゃんがかかることもあります。
発熱やのどの痛みを伴う咽頭炎のうち、15~20%は溶連菌感染症といわれています。

溶連菌感染症の原因菌


溶連菌という細菌の感染が原因で、そのうちA群溶血性連鎖球菌が原因になることが最も多くみられます。くしゃみや咳で飛び散った菌によって人から人へと移ります。(飛まつ感染)潜伏期間は2~5日です。

溶連菌感染症の症状


咽頭炎や扁桃炎では38~39度くらいの熱と、のどの発赤(赤み)や痛みを伴います。全身の発疹やいちご舌などの症状が出ることもあります。
≪発熱≫
のどの痛みを感じるのと同時に、38~39度くらいの高い熱が出ます。
≪のどの痛み≫
のどの扁桃腺辺りが赤くなって、食べ物や飲み物を飲み込むときに強く痛み、飲み込みにくくなります。
≪吐き気≫
高熱のために吐いたり、頭痛を起こすことがあります。
≪発疹≫
高熱が出て2日ぐらいたつと、体に小さな赤い、かゆみのある発疹が出てきます。発疹は最初、首や胸、手首、足首に出て、徐々に全身に広がります。りんご病などの発疹とは違って、触るとざらざらと手に触れます。
≪いちご舌≫
発疹が体に出た後には、舌が赤くなりぶつぶつも出てきます。これを「いちご舌」と呼びます。やがて手足の指先から皮膚がむけることもあります。 

溶連菌感染症の合併症


この感染症が回復した後、2~4週間後に急性腎炎やリウマチ熱、アレルギー性紫斑病などの合併症を引き起こすことがあります。
顔がむくんだり、血尿が出るなど尿の異常、同期、息切れ、関節痛などがあれば、すぐにかかりつけ医を受診します。

溶連菌感染症の検査


熱やのどの炎症、発疹の様子から判断できる病気ですが、細菌の培養検査(のどの粘膜の液を綿棒でぬぐって行う検査)、または溶連菌抗原迅速検査(血液検査)で、確実に診断できます。

溶連菌感染症のケア


ウイルスではなく細菌が原因なので、溶連菌に効果のあるペニシリン系その他の抗菌薬で治療します。治療から数日で症状が軽くなりますが、溶連菌をきちんと退治しないと再発したり、合併症を起こしたりします。かかりつけの先生が良いというまで抗菌薬の服用を続けることが大切です。
≪抗菌薬≫
抗菌薬を10日から2週間程度続けます。数日以内に、のどの痛みや発疹などの症状は軽くなります。しかし、見掛けの症状は消えても、溶連菌はのどに残っていて、再発したり、腎炎やリウマチ熱といった合併症を起こすことがあります。自己判断で勝手に薬の服用を中止しないことが大切です。
≪食事と水分補給≫
熱が出る上に、のどが痛いと食欲が落ちて脱水になる心配があります。食事はやわらかくて飲み込みやすく、のどへの刺激が少ない食事を工夫しましょう。
≪かゆみのケア≫
発疹が出ている間はかゆみ対策をする必要があります。暑くて汗をかくとかゆみがましますので、特に夏はクーラーなどで涼しくしてあげましょう。
≪お風呂≫
熱が出ていても元気があるときはお風呂に入れても大丈夫です。かゆみがあるのでジャワーなどで軽く洗い流すといくらか不快感が少なくなるでしょう。温まるとかゆみが増すのでぬるめのお風呂にしてあげましょう。

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