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ロタウイルス感染症

ロタウイルス感染症とは?

ロタウイルスが原因の胃腸炎です。冬場、赤ちゃんや乳児が、激しい嘔吐と下痢(白っぽい下痢便)を何回も繰り返すので、「乳幼児嘔吐下痢症」あるいは、「白色便性下痢症」という名前で呼ばれていました。

ロタウイルス感染症の症状

食欲が無くなり、突然吐き始めます。嘔吐に続いて、下痢になります。水のような便で、オムツから足を伝って流れ出てくることも珍しくありません。
特徴は便の色とにおいです。薄い黄色(レモン色)または白に近い色の便で、少しすっぱいニオイがしますが、きついニオイではありません。軽い熱や腹痛を伴うこともあります。

ロタウイルス感染症のケア

ウイルスが原因なので、有効な治療法は無く、対症療法、特に脱水予防が中心です。少量頻回の水分補給、食事療法、場合によっては点滴による補液療法をします。通常は1週間ほどでよくなります。

≪少量頻回の水分補給≫
水分を上手に補うコツは、少量を回数多く飲ませることです。最初は5ml(小さじ1杯)くらいを1~5分おきにスプーンなどで与えます。たくさん欲しがっても、一度にたくさん与えるとはいてしまい、かえって状態が悪くなることがあるのでこのような与え方を行います。
補給する水分は、湯冷まし、麦茶、乳児陽イオン飲料、味噌汁の上澄みなど赤ちゃんが飲めるものでいいでしょう。(柑橘系の果樹は、ウンチをゆるくしたり、吐き気を誘う作用があるので避けたほうが無難です。ソフトドリンクなど糖分が多い飲み物も下痢をひどくする場合があるので与えてはいけません。)
下痢や嘔吐が激しいとき、2~3日間続くときは、乳幼児陽イオン飲料など電解質を含むものを与えましょう。脱水になると、水分だけでなく、ナトリウムなどの電解質も失われるので、それを補わなくてはいけません。
≪補液療法≫
下痢や嘔吐がひどいとき、口から飲めなくなったときは、点滴で水分と電解質を補給します。脱水がひどいときは入院して治療することもあります。
≪食事≫
嘔吐がおさまり、下痢だけになって、状態も良くなってきたら、食事を再開しましょう。野菜スープ、おかゆ、煮込んだうどんなど水分が多くて消化の良い食事にします。食欲が無いときに無理に食べさせる必要はありません。水分補給だけの状態がずっと続くと下痢が長引くこともあります。食欲があっても量を少し控えめにして腸を休ませてあげましょう。
≪母乳やミルク≫
母乳は、赤ちゃんにとって理想的な飲み物なので、嘔吐や下痢があってもやめることはありません。ただ、授乳間隔を普段より短くして何回も与えるようにしましょう。
ミルクは嘔吐や下痢が激しいときはお休みしましょう。再開するときは、1回の量は少なめにして様子をみましょう。
基本的には1週間程度で、後遺症も無く直る病気ですので、脱水だけに注意して安心して見守ってあげましょう。

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